PIデータ収集装置（PDC）とは

観測ロケットでのデータの取扱いを簡便にし、効率よくデータを送るためのシステム（PDC）を構築し、カメラ画像や各種センサからのデータ収集、それらのデータを地上へ伝送する実証実験を行う。

• ユーザ側の開発するPI機器の実験データを集約し、地上に転送する
• データはサーバへ保存し端末で容易に確認できるようにしてPI機器とのI/F の簡素化することを目的とする

PIデータ収集装置（PDC）とは

観測ロケットでのデータの取扱いを簡便にし、効率よくデータを送るためのシステム（PDC）を構築し、カメラ画像や各種センサからのデータ収集、それらのデータを地上へ伝送する実証実験を行う。

• ユーザ側の開発するPI機器の実験データを集約し、地上に転送する
• データはサーバへ保存し端末で容易に確認できるようにしてPI機器とのI/F の簡素化することを目的とする

開発工程

開発工程

STEP

2018年　JAXAと協議開始
PIサーバ研究開発受注

STEP

基礎調査
報告書提出
PFM受注

STEP

設計　試作作業（ソフト、ハード、外装）
環境試験
PFM納入　成果物納入
FM受注

STEP

FM設計　試作作業（ソフト、ハード、外装）

STEP

計器合わせ
環境試験

STEP

噛み合わせ事前試験
不具合の原因調査・対策

STEP

簡易動作チェック、嚙み合わせ試験
不具合の改善を確認

STEP

搬入
2023年11月29日　打ち上げ延期

STEP

2023年12月2日　打ち上げ成功、実証実験成功

STEP

2024年1月　試験結果報告

STEP

2018年　JAXAと協議開始
PIサーバ研究開発受注

STEP

基礎調査
報告書提出
PFM受注

STEP

設計　試作作業（ソフト、ハード、外装）
環境試験
PFM納入　成果物納入
FM受注

STEP

FM設計　試作作業（ソフト、ハード、外装）

STEP

計器合わせ
環境試験

STEP

噛み合わせ事前試験
不具合の原因調査・対策

STEP

簡易動作チェック、嚙み合わせ試験
不具合の改善を確認

STEP

搬入
2023年11月29日　打ち上げ延期

STEP

2023年12月2日　打ち上げ成功、実証実験成功

STEP

2024年1月　試験結果報告

設計・試作

• FPGA等を用いて、回路を簡素化
• 真空状態、打ち上げ時のGに耐える構造
• 高級言語によるソフトウェア作成の省力化
• OSをLinux採用による、マルチプラットフォーム
• 独自通信手順による、高信頼
• 高速伝送の実現

試験

• 振動試験
  打ち上げ時のGに耐える→４０G
• 真空試験
  真空状態となるので、発泡素材などが使用できない
• ３０4ｋｍ（到達高度）
• 恒温槽
  ０℃～５０℃

不具合対策

• 電源投入時、内部電源切り替え時のラッシュカレント電流制限し、解決
• ノイズ放射による他機器への影響動作させた時に生じるノイズが他の機器に影響を与えた為、対策を実施し、解決

観測ロケットS-520-33搭載PDC完成

観測ロケット
S-520-33搭載
PDC完成

PDC実験シーケンス

フライトオペレーション

• 2023年12月2日　鹿児島内之浦から
• 打ち上げ時刻　：　16時00分00秒
• 打ち上げ角度　：　79．0度
• 到達高度　：　304km(打上げ279秒後)
• 着水　：　打上げ543秒後
• 天候　：　晴れ
• 風　：　南南西1.5m/秒
• 気温　：　12.5℃。

S-520-33　打ち上げ成功！

フライトオペレーション

• 2023年12月2日　鹿児島内之浦から
• 打ち上げ時刻　：　16時00分00秒
• 打ち上げ角度　：　79．0度
• 到達高度　：　304km(打上げ279秒後)
• 着水　：　打上げ543秒後
• 天候　：　晴れ
• 風　：　南南西1.5m/秒
• 気温　：　12.5℃。

S-520-33　打ち上げ成功！

成果

成果

360°カメラでロケット外部から撮影

撮影した画像をPDCにて地上へ伝送

PDCによりPIデータ取得受信、再構成する事に成功

（データ非公開）

360°カメラでロケット外部から撮影

撮影した画像をPDCにて地上へ伝送。

PDCによりPIデータ取得受信、再構成する事に成功

多くの試練を乗り越え、ミッションを成功させることが出来ました。
すべての関係者に感謝いたします。
西武電機の挑戦はこれからも続きます。

多くの試練を乗り越え、ミッションを成功させることが出来ました。
すべての関係者に感謝いたします。
西武電機の挑戦はこれからも続きます。